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武道総合格闘技 空手道禅道会東海 静岡県浜松市 岐阜県中津川市 岐阜県恵那市 愛知県豊橋市 [東海本部事務局 ℡053-422-6444]
 ■禅道会東海とは
 作法の一つとして、みなさんはご飯を食べる時に「いただきます」といいますよね。
机に肘を着いて食べない、クチャクチャと音をたてない、茶碗の持ち方から箸の使い方まで様々な決め事があり動作を制限する作法が食事にはあります。
「食べる」という行為は、空腹を満たすための生態維持活動なので、動物を仕留めてその場で生肉を喰らうような、野生動物と同じ手法でも目的は果たせます。
効率だけを考えたら、作法を取り入れることは手間になります。
しかし「命の宿るものを食することで、自分たちは生かされている」という考え、森羅万象に神が宿るという自然への畏敬の念から、感謝を表す風習を作法として取り入れてきました。
空腹を満たすためにすぐさま手づかみで喰らうのではく、綺麗な陶器に盛り付け、挨拶をし、箸を使い作法に則り丁寧に食べることで感謝を表したのです。
言い変えてみれば、万物への感謝を持って煩悩(欲求)を一度落ち着けるための制限動作が「礼法、作法」という事になります。

 ただ・・・「礼法」と聞くと、なんだか堅苦しいギスギスしたイメージを持つ方も居るのではないでしょうか。
確かに現代の「作法」と呼ばれるものはマナーや躾の要素が大きく取り扱われていますので自由度を制限された堅苦しい動作になりがちですが、本来の礼法の目的は堅苦しさやギスギスした関係性にならないための工夫、和合の精神を作るものでもあります。

 空手を志す皆さんは「身を正す」という言葉のように、挨拶、衣服の着こなしから立ち方、座り方まで全てに意識を満遍なく張り巡らせる心構えを作りましょう。そして一連の動作を呼吸と同調させ中心軸と丹田の意識を高く持つことを心がけてみてください。
それらを含めた稽古を繰り返し行う事で脳内物質セロトニンが増えるという科学的結果が測定されました。
脳内で生成されるセロトニンという物質は人間の親和性や幸福度を高め、精神を安定させるために必要だと言います。
和合の精神とは科学的に見ても「礼法、作法」を軸として生まれると言えるのです。

 空手には独自の挨拶「押忍」と言う言葉がありますが、この言葉は「積極忍耐」を形式化したもので、学ぶ側の礼法の一つです。学ぼうとする側に忍耐がなければどんなにすばらしい技術も受け取ることが出来ないため、我を押し忍ぶと言う意味が込められています。
一旦我欲を落ち着かせ、客観的な視点に立ち返り学ぶ事が大切なのです。
このように多くの礼法、作法には意味があり、武士の嗜みとしても大切でした。さらに生き残るための護身として、強さを追求する上で重要な役割を持っています。
◆呼吸に合わせて動く
空手で型がある事と同様に礼法にも型があります。
型を真似ることから始める部分は大切ですが、すべての動作は呼吸と一体でなければ意味がありません。
座礼で言うならば、頭を下げ始めるときに右手を着き、息を吸い始め、頭を止めてから息を吐き、頭を上げながらゆっくり吸います。
「息が合う」とか「気が合う」という言葉は、心の通じ方を表現したものですので、形式だけを真似るのではなく、呼吸に合わせて動くことを心がけてみましょう。そうすると自然に大らかな動作になり、心を込める事の出来る「礼儀の器」が養われ、相手の事を察する能力、気持ちが分かる人間性が出来てきます。試合においても相手の気持ちが分かるかどうか、相手の立場に立って考えられるかどうかで展開は大きく変わります。
速度が速かったり、セカセカとした動作に美しさは宿りませんので一定の動作になるように心技体を練るためにも、意識的に呼吸に気を配りましょう。
◆空間意識と距離感覚
「間が悪い」とか「間合い」といった「間」・・・この字は「人間」という単語にも使います。
人は古来より「間」を大切にしてきました。間とは距離やタイミング、空間などを表す字であると解釈できます。
礼法において、目上の人との間柄に見合うだけの距離をおきます。
殿様へ座礼する芸者の位置は何畳もはなれているという時代劇のシーンを目にした事があるかも知れませんが、位置関係と距離感を相手に伝えることで、礼儀と意味を表現する事も出来るのです。
例えばすれ違う時、道を譲り一歩下がって頭を下げれば、それだけ思いも伝わりやすくなります。
同時に、その「間」こそが身を助ける護身として大切だったのです。
こういった意識を日常から持ち、剣術・武術においての間合い感覚、空間意識、そして距離感とタイミングを身に着ける事が重要だと考えています。また、現代においては人間関係を構築する上で、相手と自分の「間」距離感覚が、より良い間柄を作るために重要だと思います。
◆身体操作法
作法において重要なのは無駄のない動きと、単体の筋肉、部位だけを使わない連動動作にあります。
不動立ちから正座、礼、胡坐まで重心がブレないようにし、筋肉や部位の一所だけに頼らないように呼吸と連動させて動くように心がける事で、動作速度を一定に保った滑らかな作法になります。
礼法、作法において反動を使った動きは品格を欠くため評価されませんが武道も同様です。
試合の前、気持ちが高ぶったときなど、思わず動きがガサツになってしまうこともあるかもしれませんが、そういった能動的動作、欲求衝動を一旦抑える事こそ、上記した礼法、作法の基本なのです。
そして、武士にとってはそれらが護身としても意味を成していました。
振る舞いが特に重要視される殿中で、急にあわただしくガサツに動く者が居れば、それは謀反の兆候とも見て取れます。
また時代劇の話ですが、殿様に切りかかろうとすると取り押さえられるシーンがありますよね。
それは作法の厳しい殿中で、作法を欠いた距離と能動的動作を察することで取り抑える事が可能となります。

反動や瞬発力は現代格闘技では重要視されていますが、武士の剣術は反動や瞬発力を使ったものではなかったと言います。
護身と攻撃が一体となった武士の技。
能動的動作を抑え、機能を連動させた身体操作法。
礼法の中に武を宿す、剣禅一如とはそのような技術の事を言うのではないでしょうか。
空手道禅道会東海では、そういった観点から武道を考えて稽古を行っています。
 ■代表紹介
熊谷真尚 --manao kumagai--
--<主な活動>--
■2002年 全日本空手道選手権大会にて中量級4連覇達成。
■2003年 静岡県浜松市にて指導開始。
■2004年 静岡県浜松市に常設道場完成。
■2005年 全日本空手道選手権大会にて中重量級優勝、2階級制覇達成。
■2006年 全日本空手道選手権大会にて中重量級連覇、2階級連覇達成。
■2007年 NPO法人日本武道総合格闘技連盟副理事長に就任。
■2008年 愛知県豊橋市にて常設道場での指導開始。
■2011年 岐阜県中津川市に常設道場を完成。
■2012年 東海本部道場設立。
代表作品「VT-KARATE DVD」クエストより発売中!
 ■指導員
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